上海へ日食観察と仕入れおよび市場調査(2009.07.21〜07.24)
2009.07.24
今日は帰るだけ。早朝から大雨。空港へ行くだけだから問題はない。ただこちらに来てからか、昨日くらいからどうにも腹具合というか油いっぱい感が抜けない。同行の方々は問題ないらしい。いつもは大目に摂取するお茶も、こちらの水があまり良くないせいで摂取していないせいかもしれない。虹橋空港に着き、出発ロビーでチェックインしようとすると、日本からの日食ツアーと思われる団体が大量にいて、チェックインもままならない。昨日の雑技団やホテルでも日本人が多かったようだ。我々も人のことを言えないが、世紀の大イベントに、よくもまぁ集まったものだ。無事羽田を着いて数十分後、体調に変化あり。変な油いっぱい感が若干抜けた気がする。もしかして上海の汚染された(?)空気のせいだったのか?品川で銀ムツの西京漬けが入ったもの弁当を発見。東海道本線のグリーン車で食べてみると、まぁ美味しいこと!空気と食材が合わなかったのか?次回行く機会があれば、そこで判ることだろう。
2009.07.23
一番の目的である日食を消化不良のまま終えた一行は、まるまる1日観光ツアーにでかけた。古い町並みと新しげな商店が共存した空間も、やたらとエンタテイメント性を追求して詰めが甘すぎる海底トンネルも見て体験してきた。しかし昼食くらいから体調に異変が。どうにも食が進まない。出ていないから入らないということもあるだろうが、体中が油にまみれているようなネットリ感と重ったるい胃のあたり。これはもう夕食が入らないのではないかと判断し、ツアコンに相談。夕食だけキャンセルさせてもらい、単独行動させてもらった。上海は初めてだが、地図も入手したし、最悪判らなければ聞けば良いし、何とかなるだろう。地図で現在地と方向を確認するのに10分ほどかかった。今までチャーターしたバスのみなので土地勘がまだまだ付かない。最寄の地下鉄の駅まで約1キロ。これが案外と長い、長く感じた。もしかしたら地図の場所によって縮尺がマチマチだったかも!?地下鉄に乗ってしまえばこっちのもの。あとは当たりをつけておいた場所へ向かった。目的地はホテル周辺にある電気街。ここで部品を探したいのだ。ここか?と思える店に片っ端から入って聞いてみるが収穫無し。次第に閉店してくる店がポツポツ。ようやく入手できそうな店を発見し相談したが、「今日はもう閉店だから明日来い」って明日早朝から帰るんだがなぁ。そうなると他もバタバタと閉店し、結果入手不可。次の機会に探すことにするか、次回の台北か、はたまた秋葉原なのか。予定では夕食後に上海雑技団の鑑賞。なのでそこで合流することになっている。ホテルに戻り、聞いていた場所を地図で教えてもらったが、どうにも最寄駅からは遠いらしい。なので渋滞覚悟でタクシー。逆に到着が早すぎてしまい、予定より1時間早め。周辺散策すると軽く食事ができる店がある。1人でも良いか聞いたら快く迎え入れてくれた。店自体はほぼ客入りがなかったが、なかなかオシャレな雰囲気。こういうのはこっちでは流行らないのか。炒めビーフンとピータン入り粥とプリンを食べたが、なかなか美味しい。気が付けば集合時間。上海雑技団なんて初めてだから見当がついていないが、変り種のサーカスなのか?アクロバティックなものから見ていて美しいものなど、案外ハラハラもして1時間半を楽しく過ごせた。明日は帰るだけ。気になるのは体調だけだ。
2009.07.22
ついに日食本番。日食自体は8時半頃欠け始めるが、朝6時にホテルを出発、上海上空は大気汚染のために状況が悪いと判断し、上海市内から50kmほど離れた金山ビーチへ。昨日とは異なり、車体はそれほど暖かくなかったので、ゆだってしまうような暑さは無い。通勤渋滞を想定しての6時出発だが、現地には7時前に到着してしまった。ヒマだ、とってもヒマだ。車内にいて寝てしまうと寝過ごしてしまいそうなので、観測場所の下見に出かけた。天候は曇り。太陽は雲から見えたり隠れたり。ビーチの防波堤(と思われる)の歩道を歩くと、高い気温と高い湿度のせいで30分程度(しかも歩いたり止まったり)のロケハンなのにぐっしょりの汗。湿気のせいでビデオカメラのレンズは程なく真っ白。おおよその見当を付けて車内に戻ると天国のように涼しかった。少し休んでいるうちに、太陽がかけ始める時刻になった。暑く湿った空気の中へ飛び出し、大急ぎで観測準備。欠けた状態の太陽でも肉眼で見ると丸いまま。日食グラスだと光が弱いために太陽の輪郭さえ見えない。なので今回はカメラ用NDフィルタを使用。ND8とND400を数枚組み合わせて使用して肉眼でも観察。雲から出た時に見える欠けた太陽は見たことあっても不思議そのもの。上海市内に居る現地駐在の知人に電話で聞いたところ、上海市内は雨で、太陽の姿は確認できないとか。遠くまで来てしまったけど、結果として非常に良かった。ピントの合わないビデオカメラと格闘しつつも、状況は楽しめた。気が付くと周りの街灯が点灯し始めた。やはりセンサーで感知している状態としても暗いのだ。あともう少しで全部隠れるという、太陽がとても薄い状態になった頃、急に雲が厚くなり、残念ながら太陽の姿が見えなくなった。その1分後、辺りが急に暗くなり、ついに真っ暗になってしまった。頭で理解している皆既日食の状況そのまま。暗いだけでなくさっきまで鳴いていた、周辺にいる鳥や虫の声がなくなり静まり返った。歓喜の声を上げているのは我々人間だけだった。遠くを走っている車も当然ながらライトを点灯している。もし知らなかったら、さぞや不思議に思っていることだろう。5分くらい経ったろうか、次第にというか急に明るくなり、元の曇り程度の明るさに。結局皆既直前から太陽の姿を見ることはなく、その後大雨に変わってしまった。こんな体験ができるのなら、日食の追っかけがいるのも理解できなくもない。次回はイースター島らしいが、どこにあるんだ?興奮冷めやらぬ中、上海付近の観光。湖のある水辺の地域に移動、古い町並みの中の食堂で昼食を摂った。雨は相変わらずの小康状態、そんな中でも日食効果か、いつもは少ないらしいこの観光地の客入りが何倍にもなったとか。夕方には女性群必見の洋服広場(?)へ。生地やデザインを指定すればオーダーメードで作ってくれるのだ。しかも製造直売だから早くて安い。最初は興味無いフリしつつも、スーツ上下とシャツ1枚作ってしまった。出来上がりは明日。これはこれで楽しみだ。夕食はお茶を使った料理の専門店へ。上海に駐在している知人とここで合流。日食最中の情報交換ができ、恵まれた状況に喜びを覚えた。ホント来て良かった。
2009.07.21
初めての上海。今世紀最長と言われる皆既日食を見にトカラ列島へ行くのは費用も時間も膨大にかかってしまうが、上海であればそれより少ない費用と時間で経験できる。しかも便利な立地。ということで半年以上前から企画していた上海日食ツアーが今日から。今回は我々の中国語講座の先生である高橋恵子さんに、飛行機やらホテルやら現地の様々なことをお願いしてある。他のツアーに比べて楽しいだけでなく非常に安心だ。ただし今回の飛行場である羽田までは我々沼津からの参加者・6名で手配。相談の結果、東名・沼津インターまでジャンボタクシー、そこから羽田までの高速バスという経路。荷物のことを考えれば、恐らく一番手間がかからないだろうと思う。さて朝7時、インターから一番遠い参加者宅を出発したジャンボタクシーはインター付近まで非常に快調。しかし目的地付近で通勤渋滞に巻き込まれた。しかし高速バスの到着予定時刻より15分早かったので問題なし。雨も降っていたので、バスが来るまでタクシー内で待たせてもらえることに。親切な運転手さんで良かった。感謝!で予定時刻になってもバスは来ない。15分過ぎても現れず。バス会社に連絡しても「遅れの連絡は入っていませんが」との回答。結果35分遅れで到着。6人だからまだマシだが、1人だったら心細くて泣いてしまうかも。無事乗車し、一路羽田へ。急いでくれたようだが、羽田へは25分遅れ。まぁ雨天のため富士市内で渋滞していたとのことだから仕方ないだろう。東京からの参加組とツアコン恵子さんと合流。総勢9名。結構な団体となった。今回使用する航空会社は上海航空。全日空と同じスターアライアンスグループらしいので、全日空のマイレージポイントを約2年ぶりに取得。陸マイラー的なポイントの集め方をしていないので、ちっとも貯まらない。いつもは行きの飛行場で土産物や免税品は購入しないが、今回だけは違った。前々から、というか去年から欲しかったヘッドホンがあったのだ。在庫を持っている店舗を見かけなかったので購入していなかったのだ。なので買ってしまった。使ってみるとナイスな音質。以前パシフィコ横浜で開催されたA&Vフェスタで視聴してからのお気に入りだから、ハズすワケがない。現在まで使用していたものと比較すると10年以上の設計の差がのしかかってくるようだった。搭乗してのお楽しみは例によって機内食。と思っていたが出てみてやっぱりな印象。個人的にはエコノミークラスでの機内食はチャイナエアラインが一番好みかも。3時間程で現地着陸。チャーター便だったそうで、虹橋空港へ着陸したところ、10年ぶりのタラップで地表にたどり着いた。そんなのは10年前のタイ旅行以来だ。上海の空気は熱い。飛行場のビルへ向かうバス内はエアコンが効いているが、ビルに入るまでのほんの少しの時間だけでもフラつきそうなほど熱い。飛行場が小さいせいか、国際線も少ないらしく、中国への入国審査もスムーズ、預けてあったトランクも割りに早めに出てきた。ホテルまでは今回のツアーをお任せする車が待機していてくれた。通常渋滞が無い状態だと40〜50分程度と聞いていたが、生憎の通勤渋滞に入り込んでしまった。しかも車内はエアコンが効いているにも関わらず、車体が温まっているせいでとても暖かい。窓を開けるともっと酷くなることは容易に想像できたし、大気汚染も激しいようなので我慢するしかなかった。しかしながら意識がもうろうとしてきた。危険を感じた。と思っているうちに雨が降り出した。かと思えば大雨に変貌。ホテルに到着する際にも降り続けた。既に道路は半分川のようだった。この急激な天候の変化は熱帯雨林気候を思わせる。チェックインを済ませ、部屋に入ると、あまり味わったことの無い広さの部屋。かなりご配慮くださったようで、家内と2人では広すぎるくらい。しかも18階の建物の15階。景色も良い。一通り落ち着いたところでまずは外出して夕食。皆は歩行者天国のような繁華街付近で頼まれていたお茶を購入。その最中、携帯電話のプリペイドカードも購入しようと周りで探す。Nokiaショップが近くにあったので相談してみると、コンビニのローソンで取り扱っているとのこと。少々紆余曲折はあったものの、無事上海からの通信手段を入手。これで仕事の電話も安心。地下鉄に乗って今日の夕食の目的地へ。伊勢丹デパートの最上階(だったか?)にあるレストラン街。ここで上海料理に舌鼓。時期を外しているので上海蟹はキャンセル。もちろん上海料理はそれだけでない(らしい)。品数いっぱいで楽しんだ割に支払いは安かったらしい。明日の日食に向けて、勢いがついた気がする。