マツダ・アクセラ純正BOSE付車の音質向上化
メーカーオプションで、オーディオメーカーの名前が付いているオプションが存在します。
トヨタ(レクサスを含みます)ですと、マークレビンソンやハーマンカードンにJBL、日産ならBOSE、スバルならハーマンカードンや(ちょっと古い話ですが)マッキントッシュなどなどです。
今回のご相談は、マツダ・アクセラでのBOSEサウンドシステム付き車です。
高くても音が気に入らない!
「せっかく高いお金を掛けてBOSEを付けてみたものの、どうにも気に入らない」。
「まぁ追加アンプと専用スピーカーが付いて10万円前後というのは、オーディオの値段からすればお買い得なのは分かるのだが。」
とのこと。
お気持ち、わかります。
以前にも弊社で取り組ませてもらった内容ではありますが、おさらいも兼ねて、再検証と高音質化を計ります。
BOSEの音を再検証
音を出してみると、さすがBOSEです。
低音は「モコモコ」ながらも、量感はスゴイです。
私が感じるところのボーカルを含む中音域の表現力と高音の量が圧倒的に不足している気がしています。
一般的なシステムであれば、高音専用のツィーターをダッシュボード上に内蔵し、その他の中音や低音をドアスピーカーから鳴らすというものです。
BOSEサウンドシステムでは、ドアに装着されている低音専用のサブウーハーで低音のみを鳴らし、中音以上高音までをダッシュボード上のスピーカーが担当しています。
システム設計上、市販スピーカーに交換しようとすると、ボーカルを含む中音域が、どこからも出力されなくなってしまいます。
音としては「モコモコ・チャカチャカ」になるだけでなく、何を聴いているか分かりません。
BOSEオーディオの音質改善プラン
そこで弊社の取った改善方法の考え方は、
- 低音の量が出ているので、低音の質はとりあえず後回し。
- 中音以上のスピーカーも音自体は出ているので、音の邪魔をしている部分を排除
- 絶対的に高音は足りないので、高音は追加
という3点です。
方法を細かくご紹介します。
スピーカーグリルは音にとって邪魔者
2.の「邪魔している部分」は、全車両同じことが言えますが、純正のスピーカーを保護しているカバー(グリルと呼ばれることがあります)が音の通過を妨げています。
特に中音域や高音域では妨害効果は大きいので、これを何とかしたいのです。
邪魔している量を確認するには、グリルを外すだけで分かります。
このアクセラでも確認しましたが、グリルを外しただけで見通しの良い音に変化しました。
スピーカーは2段階の手法で音を改善
弊社の取った手法としましては、2段階あります。
- 純正グリルを音が通るように加工
- 加工したままでは見た目が悪いので、見た目を改善
絶対的に不足している高音の対策
次に3.絶対的に高音は足りないので、高音は追加ですが、ダッシュボード上のスピーカーへツィーターを接続したところ、BOSEのアンプからは高音は出ているようで、単純に高音が追加されます。
これは追加すべきでしょう。
ツィーターを追加すると、高音が増えるだけでなく、ボーカルや楽器などの音の表現力も向上します。
パッと見た目の変化としましては、ダッシュボード上にツィーターが追加されただけに見えますが、結果的に音は大きく変わりました。
障子を何枚か外した感じに音が出てくるようになりました。
低音のモコモコ感だけは変わりませんが、全体的なシャッキリ感とリアル感がかなり増しました。
現状からより良くするためには、やはり観察と解析から、です。
お客様からご感想をいただきました。
■当店へご依頼される前に、どんなことでお悩みでしたか?
大金をはたいて買った車のオーディオの音が気に入らないから直したい。
色んな相談ができる詳しい人に頼みたい。
■量販店を含む他店があるにも関わらず、何が決め手となって、当店へごいらいいただけましたか?
自分の意見(現状の音への不満)と同じような考えを持つ他のユーザーの声がブログで見れたから。ブログの加工後の写真も、納得できるものだったから。
■実際にご依頼いただいて、いかがですか?
音質改善にあたり、複数の手段を提案頂けたのが良かった。
金額とのバランスで選択でき、さらに追加工が出来るというのも今後の展望があり嬉しい。(経済状況に対して柔軟なので)
ご希望によって、プラン変更も可能です。
スピーカー交換も可能です。
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